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感動請負人 −木谷敏雄(きやとしお)−
グリーン・ツーリズムや体験型観光で、さらに地域を元気にするために、交流客から感動・共感を呼び起こす人材を育成していきたいと各地で『感動請負人講座』を行っている感動請負人木谷敏雄。訪れた場所で、食べて、飲んで、遊んで、地域の素顔に触れて、気づいたことを気ままに書いたエッセイを掲載しています。地域づくりや観光振興に役立つネタがいっぱい。ちょっと覗いてみたら!
1963年生まれ。幼少を横浜市中区で育ち、その後青森市で高校まで過ごす。青森高校、青山学院大学経済学部卒。企業のセールスプロモーションを広告会社で行い、その後、マーケティング会社マインドシェアへ。現在は全国各地で、人材育成、ツーリズム商品企画、特産品開発、施設運営など地域づくりのコンサルタントとして活動している。
最近の地域の仕事では、
■北東北子ども環境サミット イベントコーディネーター(青森県)
■福島県グリーン・ツーリズムコーディネーター養成塾(福島県)講師
■和歌山ツーリズム大学 ツーリズムコーディネーター講座(和歌山県)講師
■福岡県観光地域づくりリーダー・マーケティング養成講座(福岡県) 講師
■青森県ブランド化推進事業 委員(青森県)
■青森ツーリズムアドバイザー(青森県)
■宮城県松島・大和町地区 体験型観光インストラクター講座 講師(宮城県)
■宮古島城辺町 体験交流プログラム策定(沖縄県・城辺町)
■都市側高齢者のグリーン・ツーリズムに関するニーズ調査 調査委員
  (農水省・(財)都市農山漁村交流活性化機構)
■ながさき「しま自慢観光カレッジ」コーディネーター・インストラクター人材育成講師(長崎県) などを手掛ける。

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2008年の記録 ( 9 )

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■【北緯40度のハーブ】の物語が伝わる商品化へ
<商品化された北緯40度のハーブ。一度取り寄せたらやみつきになるはず!>

ゴールデンウィークもあっという間に通り過ぎ、今年も間もなく東京にいない日々が始まりそうな今日この頃・・・。
今回は昨年度、このコラムでも紹介したことのある大西ハーブ農園「北緯40度のハーブ」の商品開発をお手伝いし、お蔭様で好評を博しているということなので、その開発における秘話?!を少し紹介していこう。

商品への新たな要望に応えるステージに

今やミシュランの星を獲得したレストランから注文が殺到する「北緯40度のハーブ」。それを「お取り寄せ商品」「百貨店食品売場」向けに開発していくプロジェクトは、こうして始動した。
大西ハーブ農園の園主である大西正雄さんは「ハーブある暮らしをもっと広くお客様に提供していきたい」という思いを強く抱いていた。そのきっかけとして飲食店へのハーブの提供を積極的に推し進めていたのだ。「十数年前には、ハーブ料理は飲食店でもあまり普及していなかった。今では、様々なハーブの注文がレストランから入るようになり、家庭でも私の作ってきたようなハーブを楽しみたいという方が増えてきました」(大西さん)。
多くのメディアで「北緯40度のハーブ」が「お取り寄せ商品」として紹介され、注文は増え続けていた。ただ一方で、多くのお客様に触れるうちにお客様からの新たな要望にも応えなければいけないステージにも入っていたのだ。
「発泡スチロールのパッケージは環境に・・・」「500gもあると冷蔵庫にしまいにくい」「友達にも分けてあげたい」「わからないハーブの種類がある」などなどの声が届く。
大西さんは、自らの思いである、心地よく「ハーブのある暮らし」を経験していただくために、飲食店の注文に追われる日々にもかかわらず、「より多くのお客様にハーブのある暮らしを」と、このプロジェクトの始動に踏み切った。

商品のもつ物語で価値を高める

大西さんからそのプロジェクトに関する相談を、ご自宅でお酒を酌み交わしながら受け、私も立ち上がった。でも最初はフラフラだった・・・なんとハーブ一年分が私の報酬なのだ。もちろん、最後にきちんと報酬はいただきましたが・・・(笑)。
お客様の望むすべての声を聞いていたら、結果としてその商品の存在理由が希薄になってしまう。あくまでも大西ハーブ農園がお客様に伝えていきたい思いをベースにして商品開発をしていかなければならない。そこで、ご提案したことは「環境にやさしいパッケージ」「届いた時に、食する時に感動・共感を生む商品」「生活に彩りを与える商品」「生産者の声でハーブを紹介」という4つのポイントであった。そこで、発泡スチロールのパッケージはやめ、小分けにして、そのまま食卓を彩ることのできる工夫、そして生産者の思いの伝わるロゴマークを含めた情報価値を高めるツール開発などに取り掛かった。さらに大西ハーブ農園が取り扱う150種類以上のハーブを紹介できるしくみをブログという手段を活用し、構築していった。

商品のもつ物語が価値を高める

先程の4つのポイントを挙げたのにはこんな理由がある。もともと「北緯40度のハーブ」の基本価値は、多くの著名なシェフが認めるほど高い。「なぜ、この商品を作っているのか」「なぜ、シェフに認められる商品が育まれていくのか」「なぜ、この商品がおいしいと感じてもらえるのか」の3つの「なぜ」を物語として価値あるものとし、商品に情報価値を付加していくべきと考えたからだ。
こうして、出来上がったのが上記写真の「北緯40度のハーブ」である。
先日も老舗百貨店食品バイヤーから取り扱いたいとの要望があったという。「なぜ」が伝われば、きっとお客様は納得して、高い価値のものを買ってくれるのだ。
皆さんも是非、一度ご賞味を。その生命力に溢れる「北緯40度のハーブ」に一度触れると、きっとやみつきになるはず。大西ハーブ農園と私が自信をもっておススメする逸品です。

大西ハーブ農園ホームページアドレスは、 http//www.onishi-herb.jp/
※まもなくリニューアルオープン

<青森県六戸町>
(2008.05.10)






( 2008.05.10 )


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