一つ産業が成熟するまで数十年かかることもあるだろうが、
グリーン・ツーリズムについてはそんな時間は残されていない。
ムラを支える人々の高齢化は日々進み、しかも市町村合併がムラの過疎化に拍車をかけてくる。
この萌芽期にグリーン・ツーリズムの種を一粒でも多く蒔いて、育てていくことが大切である。
先祖伝来の土地を守り、入会地、共有林を集落の人々と共に守ってきたムラびとたちは
経済の論理だけで暮らしてきた訳ではない。
今、マチの論理からグリーン・ツーリズムを説く前に、ムラの価値観を我々が知ることからはじめたい。
「九州のムラ」の存在意義はそこにあると思っている。
都会の子供達と村のお年寄り、サラリーマンと農家や漁師、消費者と生産者・・・グリーン・ツーリズムについてはそんな時間は残されていない。
ムラを支える人々の高齢化は日々進み、しかも市町村合併がムラの過疎化に拍車をかけてくる。
この萌芽期にグリーン・ツーリズムの種を一粒でも多く蒔いて、育てていくことが大切である。
先祖伝来の土地を守り、入会地、共有林を集落の人々と共に守ってきたムラびとたちは
経済の論理だけで暮らしてきた訳ではない。
今、マチの論理からグリーン・ツーリズムを説く前に、ムラの価値観を我々が知ることからはじめたい。
「九州のムラ」の存在意義はそこにあると思っている。
グリーン・ツーリズムによって日常の生活では交わることのない人々が深く結ばれる。
それは、『マチ』『ムラ』に暮らす人々がお互いに自分自身の存在価値、生き方を再認識し、
その地域に生きていることの自信と誇りを取り戻す運動でもある。
「九州のムラ」は、取材を通じその地域の人的資源、自然資源、食資源、文化的資源、民俗学的資源など
さまざまな資源、宝物をムラの人々も含め広く人々に伝える。
出版業としての「九州のムラ」は、今後もこの運動を推進していく中心的な役割を担っていきたいと考えている。
2003年11月13日 養父信夫